|
TL2004-5:神戸vsIBM
もう何がなんだか分からない展開のトップリーグ。もう面白すぎるぞ。
さて、神戸公式戦全試合観戦レポート第2弾 ”ごく私的神戸ラグビーレポート・vsIBM”いきます。 ■■■前半
公式戦初対戦の両チーム、最初に「コレが俺たちだ」と自分のラグビーを出来たのが、IBM。密集でのFW戦を避け、モール・ラックから素早い球出しで、IBM陣10Mライン付近から積極的に展開。順目のライン攻撃で簡単にゲインする。神戸は、CTB陣のディフェンス網にギャップあり。IBMは、神戸陣22Mライン付近のラックからチャンネル1にぽっかり空いた空間をテナナが縦突進→ゴールポスト下にトライ。
逆に神戸も前半11分、簡単にIBM陣中盤のラインアウトからモールでプッシュ→ライン攻撃で平尾がトライ。この辺の攻防では、明らかにFW戦で神戸が優位にたち、個々の選手のあたりでもIBMも圧倒。ああ・・・大丈夫かな。と思わせる。
しかし、またもや、前半14分、VTRかのようなIBMのライン攻撃でトライを再奪取され・・・。う~~む。神戸!そのぬるぬるのディフェンスはなんなんだ。という感じ。なんか、CTB陣のディフェンスに問題があるのか?なにがどうなのかは微妙なわけだが、その辺の神戸スカウティング結果は、大西一平に聞いて欲しい。(どうやって聞くねん!と。)
ま、その後、神戸は、特筆するまでもない普通の攻撃でトライ。同点。その後、今村PGで15-14。そのまま前半終了。なんだかなぁ・・・。ライン攻撃でのテナナ(13・CTB)は要注意。
■■■後半
開始早々、神戸FWがチャンネル0付近を2列・3列が縦突進、ポイントができモールから池上がトライ。よしよし、やっと目覚めおったか神戸。これはこれからちょっと差がつけられそうだな。ふふ。
いやいや、今季のTリーグ何があるかわからんというのは、皆さん知っての通り。IBMは、それから再奮起、神戸陣ライン攻撃で再三ゲイン突破、そしてゴール前ラインアウトからモールを組んで、なんか絶妙のモール。神戸はたまらず反則連発→ペナルティートライ!
んでもって、次は神戸の番、FW戦の優位を生かした攻撃でIBMゴール前に迫る!さぁ、球がでて回したらトライだな。ん?ん!!!!!IBMのオフサイドと思わしい球強奪から、全員ライン攻撃に参加していた神戸の真裏にIBM・川合が独走。独走。ポスト下トライ。神戸の選手は、間抜けな顔して見送るばかり。
それからですよ、IBMの徹底した”神戸V7中期~後期”の香り漂う『密集ボール殺し作戦』が炸裂しだしたのは!もう、IBM・FWが完全な大西チルドレンと化して、レフェリングギャップ突きまくりのグレーゾーンプレイを展開。神戸が圧倒的にFW戦優位なのは、見た目にはっきりとわかりつつも肝心のところでボール出ない出ない出ない。で、逆にペナライズされる始末。神戸もライン攻撃で結構簡単にゲイン切るもののその先のポイントで・・・ね。
ま、しかしさすがに地力がかなり神戸とIBMでは違ったわけで、IBMも無理な密集でのプレイが続き、とうとうシンビン。そして、神戸認定トライ。ま、同点になったわけです。ここらへんで、どきどき観戦しつつも試合の趨勢は決まったかなと。で、1人少ない相手に勝たなきゃいけない神戸は大人気なくちゃんと攻めて、ロボがトライ。はぁ。なんとか勝ったって感じですな。
■■■軽いプレイ・短絡的攻撃・・・Tリーグでは禁物
IBMいいチームになってました。前述した『”大西チルドレン”と化し』の一節ですが、プレイを非難批判してるわけじゃ当然ありません。彼らのゲームプランを考えたとき、FW戦での不利は如何ともし難いものがある。そして、ゴール前まで攻められてしまえば、モール攻撃を止めようがないわけです。ラグビーはボール争奪戦、そこでボール連取されりゃ、当然負けは必至。IBMの各選手は現状の彼らの体格・スキルを考えるとベストパフォーマンスに近いプレイをしたと思います。
神戸は、お約束の相手に合わせる習性が試合全体に渡って出ましたね。昔は、それでも余裕で勝っていたんですが、もうそんな時代じゃない。前節の東芝戦の当たりからみれば、IBMは弱い。それで、軽いプレイに走る。「おっ結構前にでられる」→「いっちゃぇ」→「いきすぎで孤立」そんなプレイが特に前半多かったです。それと、神戸は昔のように他チームを圧倒するバックスはもうない。のに・・・東芝でみせたモールでしっかり相手を下げさせることをせずに→バックス展開。で、ロビンソンに頼る頼る。
ゲインできるからといって、IBMレベルのちょっと地力に差があるチームにしか通用しない短絡的な攻撃は、Tリーグでは禁物です。そして短絡的攻撃の先にあるのは、FWから離れた所でポイントができ、神戸で一番当たりもスキルもない、バックスリーでラック形成。ターンオーバー。裏にボール蹴られる。
松原主将がココで、「約束を守ることの出来ないゲームになってしまいました」とコメントしていますが、その通りですね。リコー戦でそれすると・・・ち~ん。
■■■リコー戦に向けて
上記観戦記の最後では、神戸に厳しいコメントをしましたが、「勝つ」という最低限の約束事を果たせたのは、若手が多い神戸にはプラスになったと思います。IBMの的確な弱点を衝く攻撃にも最後の所で耐えて、勝ったというところが。
リコー戦ですが、う~む。なんか、ディフェンスいいですねー。特にラインディフェンスが良い。サントリーvsリコーをみても、前半は懐の深い包み込むようなラインディフェンス。後半は、ライン全体でオフェンスを仕掛けているサントリーを逆に襲いにいくような前へ出るディフェンス。これ結構脅威です。
神戸は、モールとチャンネル0付近攻撃を前半から執拗に繰り返して、相手の体力を奪っていって欲しいですね。ライン攻撃は、ココって時にして、上手くロビンソンに回った時点で決定的な形を作りたいかなと。ともかく、大西一平さんに「昔のようにもっとクリエーティブなラグビーを見せて」あげようぜ笑
koza-net 2004年09月26日 17:07
Tags:
|