|
MSC2005:神戸vsNEC
MS杯1回戦で大方の予想を覆して神戸がNECに快勝しましたね。私も秩父宮で観戦してたんですが、東京の神戸ファンは久々の関東での勝ち試合に喜んでいました。観衆も今シーズン初の10,000人以上と会場の雰囲気も中々良いものでした。 ■ペナルティー覚悟のディフェンス
前半から神戸DFは、NECに対しペナルティーを半ば覚悟して前に思い切って出てディフェンスしていたように思う。FWでは、LOの池上・松井がかなりしつこく密集でボールに絡みNECのきれいなボール出しを妨げる。またこの二人は本職がFLということもあり、密集サイドのケアも出来ていた。
対するNECだが、数回神戸の22M付近に攻め込みチャンスを得るものの、効果あるアタックができない。特にラックで再三神戸DF陣が「伝統的手出し」をペナルティーぎりぎりで行うためかなり、フラストレーションが溜まっている様子。
審判によっては、神戸のこのようなディフェンスは完璧に否定され、神戸も駄目になっていくのだが、この日はそうではなかった。それは、この日の審判がどうということより、最初からある程度のペナルティーを覚悟しつつ神戸がプレーしていたからだったように思う。
それと、下らないペナルティーを犯すことをほとんどしなかったことも重要。いくら、ペナルティー覚悟でディフェンスをしたとしても「あほみたいに」反則していては相手にチャンスを与えるだけだからだ。
■元木・吉田・大畑によるライン構成
神戸の問題点として私がBBSでも書いたSO今村の攻守にわたる弱点、CTB元木の両サイドでDF時に起こるエアポケットだが、この日はそれを解消すべく、SO元木で試合に臨んできた。
試合前ははっきり言って、どうなるか・・・想像できなかったが、さすがに「日本代表」プレーヤーである。SOとしてのバリエーションある攻撃時のオプション、そしてキック力ははっきり言って「何もない」・・・が。しかし、ラグビー選手としての「素」の力において、日本ラグビー史上でも傑出したプレーヤーの元木は、自分の出来ること、出来ないことをちゃんとわかっていた感じだ。
細かく書くと長くなるし、細かく書けるだけの分析力もないので、あまりココで書けないですが。SOだけでいうと、元木に来たプレッシャーは元木で解消する、要は自分の受けたプレッシャーを「逃げキック」「逃げパス」で回避しない。DFでも同じことだった。
■インパクトプレーヤーとしてもお二方
J-SPORTSの解説でも「お二方」としてあげられていた「クリブ」「ホラ」だが、この日は大当たり。この日のようにチーム全体が「前にでる」時には、目茶目茶頼りになる両選手・・・だが、そうでないとほぼ「でくの棒」。。。そんなお二方を生かすことが出来たのは、ブレイクダウンでNECに負けなかったこと、シンプルに前に出させるゲームメイクをした元木の活躍があったからだろう。特に一部ではプレーに賛否両論があり、2ちゃんねるではこの日が引退試合か?と騒がれたCTB吉田。確かに素早い動き、外方向へのDFには難があるものの、センタークラッシュであたり負けないところではCTBとしてかなり活躍した。
■東芝戦へ向けてのポイント
まず、FW戦で東芝に対等に渡り合えるかが問題。攻められた時のモールは日本で一番強いわけで、これを防ぐのはかなり難しい。ウィリスが復帰できるなら、LOに入れたいところだが。
逆に東芝にモールをある程度押されることを覚悟して、できるだけそのようなシチュエーションを作らないゲームメイクの方が現実的かとも思う。その場合は、NEC戦同様、密集で仕事ができる池上・松井でLOでもいいかなと。
BKでは、斉藤が復帰できるなら、FB斉藤もありでしょう。但し、「先生」こと大門選手もちょっとではあるけど、成長してる感じもあり・・・色々問題点が多すぎる選手ではあっても「怪我をしない」というところは素晴らしいというべきかなとも思う。
東芝はBKに快速ランナーも多く、クリブと並ぶシンビン王「立川」といった当たりの強い選手もいるので、どのようにNEC戦のようなディフェンスを出来るかはみもの。
どちらにせよ、熱気溢れる試合が1/30に秩父宮で見られそうで今からわくわくする感じだ。
RUGBY STATION 2005年01月26日 20:02
Tags:
|