|
関西L2001:序盤から中盤にかけての感想
2001年度の関西社会人Aリーグは、大量の新人補強をしたヤマハが神戸・トヨタ・ワールドの3強にどのような戦い振りを見せるかに興味が集まっていた。
開幕戦は、いきなり「神戸-ヤマハ」の試合が行われた。この試合は、両チームにとって今シーズンを占う上で重要な試合となった。試合は、神戸が王者の底力を見せ33-10の快勝。ヤマハは、FW戦で5分に戦ったものの攻撃時のオプションの少なさが課題として残った。神戸は、FW戦で見た目5分だが球際のしつこさで勝つという”神戸らしさ”を見せ今シーズンの戦いに手ごたえを掴んだ。 ひるがえって、トヨタ・ワールドはチーム作りに戦略性を欠いていた。その証拠にヤマハに両チームとも敗れるという結果。トヨタは、なかなか殻を破って選手個々が持つ潜在力を生かしきれない。FW・BKとも日本代表級の選手を多く抱えながらもその”どん臭さ”は見ていてもったいないというほかない。
ワールドは、堅い防御とは裏腹に攻撃時の攻め手が少なく得点力に乏しい。特にBKのライン攻撃の戦術がとても貧弱で多くの課題を抱えている。SOに新人の大西将太郎を起用しているが、大西の潜在力は別として現時点での彼の力ではトップチームにおいてSOを任せるのはかなりの冒険である。
11/4に前述した「トヨタ-ワールド」の試合があった。結果は、ワールドの劇的逆転勝ち。トヨタはかなりのショックを受けているはず。それは、この試合で「勝つためのラグビー」に徹して戦ったにも関わらず負けたこと。自慢のFWがポイント周辺でゴリゴリいくという戦いがトップチームには通用しないということを思い知ったのではないか!?
神戸・サントリーが引っ張る新時代の日本ラグビーの中にあって、トヨタが「勝つため」とはいえ、前時代のラグビーを展開して負けたことは大きな意味を持つと思う。
関西リーグも中盤を迎えるが、各チームの色分けがはっきりしてきたと思う。それは、近代化されているチームとそうでないチーム。新時代のラグビーを展開するチームとそうでないチーム。である。両者は必ずしも一致しないが、少なくとも「近代化」されていない限り「全国大会」で勝ち進むことはできないであろう。
RUGBY STATION 2001年11月07日 18:21
Tags:
|